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平成27年度「メカライフの世界」展を終えて
(平成27年11月15日)
大阪府立大学大学院 修士1年 小笠原 啓太


 一般社団法人日本機械学会関西学生会では「メカライフの世界」展を企画し,バンドー神戸青少年科学館において,平成27年11月14日(土),15日(日)にこれを開催いたしました.
 このイベントは,展示物に触れて科学に親しみ,自分で工作をして,それで遊ぶという過程を通して,子供たちに「ものづくり」のおもしろさを知ってもらうことを目的としています. イベントを開催するにあたり,開催日以前からチラシの配布や駅構内のポスター掲示を含めた広報活動を行いました.広報活動の甲斐もあり,開催日の1日目には657名,2日目には620名と昨年度に比べて非常に多くの方々にご来場いただくことができました.
 イベント当日は,13種類の展示物に加え,6種類の工作を用意して来場者の方をお迎えいたしました.展示コーナーには,クレーンゲームやパイプオルガンなど来場者の方が実際に触れて,楽しめるものを展示しました.展示物はどれも子供たちの興味を引くものでしたが,その中でも特に,ホバークラフトの人気が高く「動力である掃除機は市販品なのか??」という驚きの声が非常に多かったです.実際に親が乗ったホバークラフトを子供たちが不思議そうに,また,楽しそうに動かしていました.実際に家族で体験できたという点が人気につながった理由のようです.
 一方で,工作コーナーには,4種類の無料工作と2種類の有料工作を準備しました.無料工作の割りばしパチンコと傘袋飛行機が子供たちに人気でした.来場者の方からは「的に当てるのが楽しかった」,「学生さんがわかりやすく教えてくれた」といった意見を数多くいただきました.工作物をいかに楽しんでいただくか考えていたので,このような意見があったことを非常に嬉しく思います. 来場者の方にご不便をお掛けしないよう,さらに,来場者の方が安全に工作し,遊んでいただけるよう,今年度では注意事項を文書として来場者の方に配布することを始めました.さらに,準備段階でも,開催期間中にスムーズかつ安全に運営を進められるように,入念な打ち合わせを行うことにより,学生委員たちは混雑時にも円滑な対応をとることができました.
 さらに,工作コーナーで作ったおもちゃをその場ですぐに遊べるよう,遊びコーナーを併せて設置しました.それぞれのおもちゃごとに工夫を凝らした遊び場を用意し,子供たちにはそこで自由に遊んでいただきました.どのようにすればおもちゃの飛行機がより飛ぶのかということを学生委員と共に試行錯誤して,工作の改良に取り組む子供たちもおられました. イベント当日では,来場者の方々にアンケートをご回答いただきました.アンケートの形式を工夫したことで多くのご意見をいただくことができました.アンケートには「科学の楽しさや工作の面白さが前よりもっと深くなった」,「みんなと楽しめてよかった」,「色々なことを知ることで,これからの生活の何気ないことが楽しく感じることができる」といった喜ばしい意見もありました.このような意見をいただき,「ものづくり」の楽しさを少しでも感じていただけたのではと思います.このように,イベントに満足してくださった方がおられた一方で,「もう少し幅広い範囲の展示物が見たい」,「稼働していない展示物が有り,残念だった」といった改善すべき点を挙げられた方もおられました.来年度ではこれらの意見を無駄にしないよう,課題の改善を行い,今年度以上にたくさんの来場者の方が満足していただけることを願います.
 今回,「メカライフの世界」展を通して,学生委員全員で協力して,ひとつのことをやり遂げることができたのではないかと感じております.上手くいかないことも多かったのですが,今回のイベントで得た経験を今後の人生においても活かせていけると思います. 最後になりますが,イベントを開催するにあたり,多大なるご協力をいただきましたバンドー神戸青少年科学館のスタッフの方々,学生会幹事の方々,顧問・副顧問の先生方,展示物のアルバイトの方々,そして,日本機械学会関西支部様に深く感謝いたします.

      
<当日の模様>
     
 会場内の様子   展示コーナーの様子(クレーンゲーム) 
     
     
 工作コーナーの様子   展示コーナーの様子(ホバークラフト) 




お問い合わせ
日本機械学会関西支部事務局
MailAdd:info@kansai.jsme.or.jp
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日本機械学会 関西学生会