日本機械学会関西支部 | 2012.11.1更新 |
協 賛 | 日本ガスタービン学会,可視化情報学会,計測自動制御学会関西支部,精密工学会関西支部,システム制御情報学会,日本金属学会関西支部,日本計算工学会,日本材料学会関西支部,日本流体力学会,日本塑性加工学会関西支部,日本マリンエンジニアリング学会,化学工学会関西支部,日本化学会,日本伝熱学会,日本航空宇宙学会関西支部,溶接学会関西支部,日本船舶海洋工学会関西支部,日本冷凍空調学会,日本燃焼学会,日本溶射学会,日本鉄鋼協会関西支部,自動車技術会関西支部,ターボ機械協会,日本バーナ研究会,滋賀経済産業協会,京都工業会,奈良工業会,兵庫工業会,大阪科学技術センター,日本技術士会近畿支部 | ||
日 時 | 2012年11月21日(水) 9:10~17:00 | ||
会 場 | 大阪科学技術センター 8階中ホール 大阪市西区靭本町1-8-4/電話 06-6443-5324(代) 地下鉄四つ橋線「本町」駅下車,28号出口北へ400m靭公園北側 |
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趣 旨 | 米国の金融不安に端を発する世界同時経済危機からの脱却が進むグローバル市場においては,新興諸国の躍進等,勢力図の塗り替えが大きく進みつつあります.一方国内では,超円高,高い法人税,貿易自由化の遅れ,労働規制,温室効果ガス抑制策に電力不足が加わっての六重苦が,多くの企業に重くのしかかっています.更に,出口の見えない欧州の金融不安,人口減少による内需の減衰やTPP,FTA等の自由貿易協定交渉の遅れなど,将来の見通しも非常に暗澹たるものになっています. この様な情勢の中で我々が考えるべきは,もはや海外勢対国内勢という構図での勝ち負けではなく,世界市場で,何をどのように狙い,そしてどのようにして勝ち残るかではないでしょうか. 技術と共にビジネス戦略や経営手法などを種々の角度から取り上げるステップアップ・セミナーでは,昨年は世界経済の回復,東日本大震災による影響の中で企業が選ぶべき道を考えるべく,様々な分野でのヒット商品の成功事例を取り上げました.本年は昨年度の取組みを一歩進め,世界市場を席巻,挑戦する商品,企業にスポットを当て,世界を制する戦略と技術を紹介します.技術マネージャー,中堅・若手技術者などの方々はもとより,学生や教員の皆様にも有益な内容となっていますので,多数のご参加を期待します. |
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キーワード | 世界シェア,グローバル競争,イノベーション,商品戦略,経営戦略 |
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題目・内容・講師 | |||
時間 | 題目 | 内容 | 講師 |
9:10~9:15 | 開会挨拶 | 日本機械学会関西支部 副支部長 谷川雅之 |
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9:15~10:35 | 【基調講演】 製造業のポストものづくりのパラダイム |
日本の製造業は,高度成長時代を経て大きな成長を遂げてきた.国内で海外向けの製品を生産し海外へ輸出するというグローバル化の時代を経て,いまや,世界で売れる製品を最も安価な生産地で生産し流通するというボーダーレス化への転換が余儀なくされている.今後,日本の製造業が成長するための競争のパラダイムとは一体どのようになるのであろうか?良いものは売れるというものづくりのパラダイムの先には何があるのかを考えてみたい. |
神戸大学 |
10:50~11:40 | 旭硝子の経営戦略 |
旭硝子はGrow Beyondという経営方針の下,2020年のありたい姿を定め,そのありたい姿実現に向けた各種戦略を構築している.当日はその内容を説明し皆さんと共有化する. |
旭硝子株式会社 |
12:50~13:40 | EV車両運動制御におけるタイヤの使われ方検討に向けた取組 |
近年の自動車産業ではHV,EVなど電動化の流れに伴い,車両制御技術も高度化されてきている.こうした状況の中,タイヤのあるべき特性を検討するため,4輪インホイールモータEVを使用し,制御で軸力変動を抑制させたときの車両挙動とタイヤ発生力の関連について検討を行った.制御時,タイヤ使用率の平均化が重要であり,限界性能向上と共にタイヤの使われ方に関して検討結果を報告する. |
株式会社ブリヂストン |
13:45~14:35 | ライスブレッドクッカー「GOPAN(ゴパン)」のマーケティング戦略 |
CRM(コーズ・リレーティッド・マーケティング) の事例として,2010年11月に発売され,話題商品となったライスブレッドクッカー「GOPAN」の取組みを,開発の経緯,チームビルディング,国や自治体を巻き込んだコミュニケーション戦略など視点から紹介する. |
パナソニック株式会社 |
14:50~15:40 | ダイキン工業におけるイノベーション創造に向けた取組み |
これまでのイノベーション事例として,1.商品,技術,サービスビジネスにおけるイノベーション事例,2.マネジメント改革の事例,3.中国格力電器との提携によるコストイノベーション事例を紹介し,その後,将来のイノベーション創造に向けた現状の取組み事例として,1.ラディカルなイノベーション創造に向けたプロセスイノベーションの方向性,2.社内外の壁を乗り越えた協創イノベーションテーマ創出,3.テクノロジー・イノベーションセンターの設立を紹介する. |
ダイキン工業株式会社 |
15:45~16:35 | 現代自動車の成長の原因 |
現代自動車は1967年設立し,翌年FORD自動車と技術契約で生産を始めてから45年間で年間700万台の車を生産する世界5位の自動車メーカになった(2012年予測).過去植民地とされた国の中では,唯一固有の車を設計し販売するメーカになった原因について述べる.輸出を前提とする大規模の投資,固有のモデルとエンジンの開発などの技術開発での執着などを述べ,また,今後の課題のついても言及する. |
現代自動車株式会社 |
16:40~16:55 | 全体質疑応答 |
【司会】 |
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16:55~17:00 | 閉会挨拶 |
日本機械学会関西支部 |
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定 員 | 100名 | ||
申込締切 | 2012年11月14日(水)(定員に余裕があれば,2日前まで申込みを受け付けます.) | ||
聴講料 |
会員 10,000円 (学生 2,000円) |
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申込方法 |
郵送,FAXまたはE-mailの場合は「関西支部ステップアップ・セミナー申込み」と題記し,(1)氏名・会員資格,(2)所属:勤務先・部課名,(3)通信先:住所・電話,(4)所属学協会名,(5)送金方法・送金額(内訳)・送金予定日および請求書の要・不要を明記の上,関西支部宛お申込みください.聴講料は後日送付する請求書に記載の銀行口座または郵便振替口座宛ご送金ください.現金書留または当日支払いも受け付けます. |
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その他 |
(1)申込み受付後,聴講券をお送りしますので必ずご持参ください. |
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申込先 | 一般社団法人日本機械学会関西支部 〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センタービル内 TEL:06-6443-2073 FAX:06-6443-6049 E-mail:info@kansai.jsme.or.jp |