機械の日記念行事・特別フォーラム他:履歴(過去の案内・報告)
日本機械学会関西支部 2011.10.5公開

2011年度関西支部特別フォーラム報告

 関西支部では,会員サービスの一環として2009年度は「巨大災害に工学・技術が今どう取り組むべきか?」,2010年度は「技術の伝承に今どう取り組むべきか?」と無料のフォーラムを実施してきていますが,本年度は3月11日に発生した東日本大震災を受けて,「この危機を契機として,機械に支えられた現代文明のこれからを考える」と題する特別フォーラムを,平成23年8月6日(土)午後に大阪科学技術センター大ホールにおいて開催いたしました.当日は講師として日本機械学会を代表するメンバーに加え,哲学や文化人類学の分野で日本をリードしておられるお二人を迎えて,示唆に富んだお話をいただきました.また,講演後および最後の総合討論においては,会場の技術者の方々より活発な質問や意見が寄せられ,大変有意義なフォーラムとなったと思います.尚,当日の参加者は,本部・支部関係者を除き, 企業27名,大学・官公庁21名,学生21名,リタイヤ13名,一般6名の計88名でした.ご講演いただきました講師の方々,および参加していただきました皆様方に厚くお礼申し上げます.
  コーディネータ・司会 関西支部企画幹事長 吉田英生(京都大学)

1. 東日本大震災に対する日本機械学会の取り組み
東京大学大学院 工学系研究科 教授(日本機械学会 筆頭副会長)
金子成彦
2. 原発災害を契機として明らかになった我が国の危機管理のあり方
関西大学大学院 社会安全研究科 副研究科長
(元日本機械学会 関西支部常務幹事) 小澤 守
3. 科学技術に「慈悲」はあるか
東京工業大学大学院 社会理工学研究科
准教授 上田紀行
4. 子孫に文明を相続させるには
現代社会の縮小を
京都大学大学院 工学研究科 教授
(元日本機械学会副会長・元日本機械学会
関西支部支部長)松久 寛
5. 機械は便利であればよいのか
大阪大学総長 鷲田清一
6.総合討論



参考:関西支部特別フォーラム案内