メカライフ の世界」展 2013  場所:神戸市立青少年科学館(こうべしりつ せいしょうねん かがくかん)

 開催日時(かいさいにちじ) 予定(よてい)  2013/11/16(土) 10:00~17:00
   2013/11/17(日) 10:00~16:30

日本機械学会関西支部

 


平成24年度「メカライフの世界」展を終えて
(平成24年11月17日~18日)
神戸大学大学院 修士1年 木下 智裕


 一般社団法人日本機械学会関西学生会では,平成24年11月17日(土),18日(日)の2日間に渡り,神戸市立青少年科学館に於いて「メカライフの世界」展を開催しました.「メカライフの世界」展は,中学生以下の子供達を対象に,「子供達が機械工学に関する展示物に触れ,また自分の手で工作を行うことで機械工学に興味を持ってもらうとともに,ものづくりの楽しさを知ってもらう」ことを目的として毎年関西学生会の主催により行っている行事です.開催にあたり,かがくかんニュース(科学館情報誌)への開催案内の掲載,神戸市内のすべての小学校へのビラの配布,神戸市内の図書館へのビラの設置などの広報活動を行った結果,初日が悪天候だったにも関わらず,本年度は保護者の方を含め1101名(1日目426名,2日目675名)の方にご来場いただきました.
 会場では展示コーナー,工作コーナーを設置し,展示コーナーでは,昨年も展示を行ったサッカーロボ,ライントレーサー,ダイラタント流体などと共に,新しい展示物としてレスキューロボットコンテストに出場したロボット,知能ロボットコンテストに出場したロボット,レゴを用いて作られたロボットなどを加えた計12点の展示を行いました.また科学館入口前広場においてはフォーミュラカーの展示・体験試乗を行いました.どの展示物も盛況でしたが,レスキューロボットコンテストに出場したロボットやクレーンゲームなど実際に触れることができるもの,あるいは操縦が体験できるものが特に子供達に人気がありました.
 また工作コーナーでは,無料で工作できるものとして輪ゴムの復元力を利用して走るチョロカー,声を出すとエコーがかかるエコーメガホン,息を吹くと紐が回るくるくるループ,回すと逆立ちする逆立ちこまを,有料で工作できるものとしてモータの動力を利用して走るかたつむりロボットを用意しました.さらに工作コーナーの横に,製作したものを自分の好みに合わせて装飾できる装飾コーナー,製作したもので遊ぶための遊びコーナーを併設し,より工作が楽しくなるように努めました.工作コーナーは非常ににぎわい,混雑時には多くの方に順番を待っていただかなければならないほどでした.順番を待っていただく際,待ち時間の管理をうまく行えなかったという点は反省点として挙げられますが,多くの子供達に工作を楽しんでもらえた点は非常によかったと考えています.
 ご来場いただいた保護者の方々からは,アンケートを通して「子供が興味を持つことができてよかった」「また来年も来たい」といったご意見をいただきました.さらに子供達からも「ロボットを操縦して楽しかった」「工作が楽しかった」などの感想が聞かれ,これらのことから,「子供達に機械工学に興味を持ってもらうとともに,ものづくりの楽しさを知ってもらう」という本行事の開催目的を達成することができたのではないかと感じています.そしてこれは学生委員で開催目的を共有し,一丸となって取り組んだ成果の表れだと考えています.
 本行事を通して普段接することの少ない子供達と接し,学生委員一同は貴重な経験を得ることができました.また当日に参加した次期学生委員は,今回の反省点をふまえ,来年度に向けてさらによりよいものを作り上げていこうと感じてくれたと期待しています.
 最後になりましたが,「メカライフの世界」展を開催するにあたって多くのご協力をいただいた神戸市立青少年科学館のスタッフの方々,学生会幹事の先生方,顧問・副顧問の先生方,学生委員,アルバイトの方々,そして日本機械学会関西支部様に深く感謝いたします.

      
<当日の模様>
     
 会場入り口の様子   クレーンゲームを操縦する子供 
     
     
 会場内の様子   かたつむりロボット製作の様子 
     
     
 レスキューロボットを操縦する子供   遊びコーナーの様子 




参考:平成24年度「メカライフの世界」展のご案内


関西支部ホームページ