(社)日本機械学会関西支部

2009.12.9更新


平成21年度「メカライフの世界」展を終えて
(平成21年11月14日〜15日)
関西学生会「メカライフの世界」展実行委員会
 委員長 矢代 友哉(同志社大学)


 (社)日本機械学会関西学生会では,平成21年11月14日(土),15日(日)の2日間に渡り,「メカライフの世界」展を神戸市立青少年科学館に於いて開催しました.本行事は,子供達に機械工学に基礎を置く物理現象や実験装置,試作品に触れて楽しんでもらうために,例年,学生会が主体となって行っているものです.本年度は,学生会と日本機械学会関西支部シニア会が互いに連携しながら本行事を計画し,当日はシニア会による「理科工作教室」も同会場内で行われました.参加いただいた来場者は親子を含み,2日間で延べ733名(初日277名,2日目456名)にも達し,大変盛況な行事になりました.
 当日は,毎年恒例となっているフォーミュラーカーの展示に加え,ボール追尾ロボット,犬型ロボットの展示およびデモ,サーモグラフィー体験,ホバークラフトの乗車体験などのブースを設け,普段触れることのない展示を来場者に楽しんでもらったと思います.また開催初日の午後,子供達がフォーミュラーカーを体験試乗していた時には,新聞社の方が取材に来られました.フォーミュラーカーは,全て学生の手作りによるレーシングカーです.本物のレーシングドライバーさながらにコックピットに乗り込み,ハンドルを握る子供の姿に,たくさんのシャッターが切られました.「こんなクルマをつくってみたい!」,その子供の言葉に,私達は何かたのもしさを感じました.その時の様子は,翌日の新聞(読売新聞神戸版,2009年11月15日 (日)版,第35面)にも掲載されました.参加者の皆さんにも,きっと良い思い出になったのではないかと思います.
 毎年恒例の工作体験コーナーは本年度も大盛況となり,ほぼフル稼働でした.子供達で超満員の状態で,中でも最も人気のあった工作コーナーは,神戸大学の運営委員により用意された本格的な紙飛行機キットの工作でした.大学生が子供の目の前で上手に紙飛行機を飛ばせば,「これつくりたい!」と元気な声が上がりました.子供はもちろんのこと,大人も一緒になり,親子で楽しめる工作を用意できたことが人気を得た理由であったと思います.どのようにすれば飛行機は格好良く飛ぶのか,子供と一緒に大人も試行錯誤している様子が大変印象的でした.
 関西学生会委員一同は,平素の行事に加え,社会に対して貢献できる活動を通して貴重な経験を得ることができました.来年度も一層素晴らしい「メカライフの世界」展が開催されるものと期待しており,また,この活動が社会貢献のみならず学生会自身の発展につながっていくものと信じています.

<当日の模様>
フォーミュラーカー展示 大好評だった工作コーナーの様子 工作指導時の様子@
工作指導時の様子A 犬型ロボットAIBOに触れる子供達 ホバークラフトの乗車体験



参考:平成21年度「メカライフの世界」展のご案内


関西支部ホームページ