関西支部シニア会
日本機械学会関西支部 2016.3.24公開

 

関西支部シニア会会長挨拶

第11期(2016年度)会長  浅田忠敬  
 日本機械学会関西支部シニア会は他支部に先駆けて設立され、今年で11年目を迎えることができました。これまでの発展は多くの先人のご努力の賜物であると感謝いたしております。
 シニア会とは、楽しみながら、自己のさらなる成長と社会に貢献することにあると思います。これをできるのが、
会社を離れたシニアの特権であり、また社会への義務でもあります。社会への貢献とは、シニアが持つ経験、技術、知恵の次世代への伝達です。企業や大学を対象とした人材支援、小学生を対象とした理科工作教室、大学生との交流会、卒業研究発表会でのコメンテータなど多岐にわたり活動しています。とくに、年間30数教室を開催する理科工作教室のように、シニア会は社会的にも有意義な存在となっています。一昨年の関西支部総会では、理科工作教室の活動に対し支部から表彰され(2013年度支部貢献賞)、昨年の機械学会総会(第92期)では本部から教育賞を受賞いたしました。
 また、特徴ある技術を有する中堅企業見学会や機械・産業遺産ツアー、さらに情報交流サロンをそれぞれ年に数回行っています。数十年の歴史を持つ技術者が第一線を離れた立ち位置からものを見るのは、自分にとっても楽しく、見学先の企業にとっても有益な助言となります。また、年に1回バスでの研修キャラバンを開催してきましたが、昨年は上記の中堅企業見学会および機械・産業遺産ツアーと合同して10周年記念一泊研修旅行を行いました。本年も有意義な計画を進めたく思います。
発足以来10年を経て、会員の平均年齢を下げる必要も出てまいりました。昨年に引き続き新会員の勧誘にも努めていきたく考えております。
 団塊の世代が次々に退職していきます。まだ体力、知力とも衰えていません。多くの方がシニア会に入られて、楽しみながら永遠の成長と社会貢献に参加されることを強く願っています。
以上